『殺し屋のマーケティング』作者三浦崇典の小説です。
私はこの本のタイトルをみた瞬間「??」しか思い浮かびませんでした、、
殺し屋がマーケティング「??」、そもそもマーケティングって何「?」
この「?」をわかりやすく小説にして描いたのがこの本です。マーケティング初学者にはとてもおすすめの本です。
当ブログでは、実際にこの本を読んで学んだことをご紹介いたします。本を読むのが苦手な私が要点だけをお伝えします。
7つのマーケティング・クリエーションとは?
マーケティングとは実にクリエイティブな行為であり、その成功は「層」を積み上げることによって構築されます。
もし、あなたのビジネスがうまく行っていない場合は、
本で紹介されている最強のマーケティング技巧『7つのマーケティング・クリエーション』の中のどこかが原因だと思われます。
そこで、『7つのマーケティング・クリエーション』について紹介します。
ストーリー(旅立ちの理由)

もし、あなたが起業や新たなビジネスに挑もうとしているのであれば、人に語れるようなストーリーを作りましょう。
✗ただお金を稼ぎたいから ○誰もが共感してくれるようなもの
お金は何か目的を達成する手段でしかなく、目的ではありません。
コンテンツ(商品)

コンテンツはマーケティングにとって核となるものです。コンテンツはものでなくてもサービスでも構いません。
このコンテンツで最も重要なのは「質」です。
このコンテンツの質が高ければ、高いほどこのあと出てくるモデルとエビデンスによる相乗効果は高まります。
モデル(仕組み)

マーケティングは、「コンテンツ」を効率よく、効果的に顧客に届けることができなければいけません。
なぜなら、そうしなければいくら良いコンテンツを作ったとしても利益が確保できないからです。
ビジネスモデルをたてるというのもこのモデルの一つで、いかに売上を『最大化』するかがこのモデルで変化していきます。
エビデンス(実数値)

これは言い換えれば、「実績」です。
美味しいラーメン屋に行列ができるのも、これの一つです。長い年月をかけて形成されます。
補足)コンテンツ、モデル、エビデンスは互いに影響を及ぼす
コンテンツ、モデル、エビデンスは同じ層にあり、互いに回転しているイメージを持ちましょう。『コンテンツ』で売上をあげ、『モデル』で売上を最大化し、その状態を継続することで行列のできる店という『エビデンス』ができます。『エビデンス』が高まれば、『コンテンツ』の質も上がります。
行列のできる店のメリットは「営業」、「PR」、「広告」をする必要がなく、勝手に店の知名度が高くなることです。
もし、このコンテンツの質が低くなってしまった場合、『モデル』や『エビデンス』にも悪影響をもたらすためうまくビジネスが回りません。
しかし、コンテンツの質さえ高ければ、『モデル』が悪くても、ビジネスとしてうまく回る場合もあります、、
つまり、『コンテンツの質』がいかに大切かわかります。だから、『コンテンツ』はビジネスの「核」と呼ばれているのです。
スパイラル(上昇螺旋)

先程、作り上げた『コンテンツ』『モデル』『スパイラル』が継続して高速に回転することによって、上昇螺旋をつくりあげます。
ブランド(信頼)

『スパイラル』が生み出された先にできるのが『ブランド』です。
マーケティングにおける有効手段である「営業」「広告」「PR」は相応の時間と費用がかかります。ですが、ブランドを構築するとこれらにかかる時間や費用を省略することができます。それだけ『ブランド』の影響力は高いのです。
しかし、『ブランド』というものはすぐに消えてしまいます。それは、土台である『コンテンツ』『モデル』『エビデンス』の継続が非常に困難だからです。
アトモスフィア(空気)

高いレベルで『ブランド』を構築できたものだけが作り上げることができるいわゆる『ブーム』です。
現代における、『ブーム』の構築もこのように出来上がっています。
おわりに
いかがだったでしょうか?すごく簡潔に書いたため、まだまだ、大切なことはたくさんこの本には描かれています。
ぜひ、自分の手にとって読んでみてください。小説ならではの、わかりやすさと感動がつまっています。

殺し屋のマーケティングposted with ヨメレバ三浦 崇典 ポプラ社 2017年11月09日頃